大きな星空に潤いを

思いの丈(たけ)を綴る場所

好きな色が増えた

『ねえねえ、何色が好きなの?』

「紫色と赤色と青色かなあ」

 

子どもと関わる仕事をしているので、よく好きな色を聞かれる。昔は1色、大学に入ってからは2色、そして今、好きな色を答えるときは決まって3色答えるようになった。

 

もともと青色は好きだった。

洋服やアクセサリー、何か色の選択肢があるものが目の前にあるとき、気付いたら青系統を手に取ることが多い。どういったわけか、青に惹かれる傾向にあった。でもその度に「どうせ選ぶなら赤や紫がいいな…」「〇〇担だったら買ってたな…」と思って何度か諦めることもあった。あるいは「まあ青だけど可愛いしいっか」と妥協したように買うこともあった。本当は好きな色なのに。考えようによっては自担の色だからこの色が好き、この色が良いという先入観に囚われすぎたあるオタクの、一種の呪いでもあるだろうか。

 

 

でも、ある日突然、その呪いはあっけなく解けてしまった。青色を身に纏う彼を好きになってから今まで躊躇していたその色を手に取ることに迷いが無くなった。

 

手に取るものが青色ばかりになる。青色を手に取ると心がワクワクする。街を歩いていても青色ばかり目に入る。青色を身に付けている自分が、いつもよりもちょっとだけ輝いて見える気がする。昔妥協して買った手元にある青色も、こうなることを見据えていたかもしれないと、それを選んだことすら運命的なものに感じられてくる。

 

今まで何となく好きだった青色が、私にとって絶対的に好きな色に変わり、特別な色となった。

 

今までも同じように手にとっていた青色だけど、変な言い訳も妥協も、なにも必要ない。

藤原丈一郎くんのお陰で、私は「青色が好き!」と自分に対しても周りに対しても堂々と胸を張って言えるようになった。

藤原丈一郎くん、青色を背負ってくれてありがとう。

 

私の好きな色は紫色と赤色と、青色です。これからも末永くよろしくね。